見どころ満載で、つい長くなってしまいました。
チャーリー役のデイヴィッド・クロムホルツ(28歳)は、12、3歳の頃にエプス家の父親アラン役ジャッド・ハーシュと彼の舞台で共演していたのですって。
ジャッド・ハーシュ&デイヴィッド・クロムホルツ
デビッドくんは襟首掴まれてますが...教師と生徒か?親子か?チャーリーとアランは、とっても親子っぽいです。
FOXCRIME NUMBERS
銀行強盗の犯行は、習慣化する。
その理論を元に、"マナーボーイ"と呼ばれる武器を使わず現金を奪う2人組の銀行強盗の次の犯行場所2箇所を算出したチャーリー。
自信たっぷりなチャーリーをラリーは心配なよう。
「行動は予測できても、操ることはできない。」と...
対して、チャーリーは全く意に介さない様子。
ラリーの言うとおり、
自信過剰。
2人が池の鯉を眺めてるのが何とも微笑ましかったけど、
困った時はラリーに頼るのに自信満々の時は耳を貸さないのねっ、チャーリーったら...
それにしても、今回のラリーは、チャーリーの良き友に徹してました。ちょっと物足りない?(笑)
チャーリーの予測は見事に的中。
時間も場所もぴったり。
ところが、張り込んでいたテリーたちFBIが強盗2人を逮捕しようとした途端、捜査官が1人撃たれ、それから激しい銃撃戦に。
武器を持った援護組がいたのです。
もう1つの銀行で張り込んでいたドンが応援に駆けつけたものの、犯人の1人に銃を奪われ、腕を撃たれ、逃げられる事態に。
結局、犯人グループのうち1人は射殺されたものの残りには逃げられ、捜査官が1人殉職するという悲惨な結果となってしまいました。
テレビのニュースで銃撃戦を知ったチャーリーが、信じられないといった様子で現場に足を踏み入れると...そこには、血だまり、薬きょう...そして、殉職した捜査官の遺体が...
呆然とするチャーリー。
そして、呟いたのは...「ドンは?」
ドンのシャツの袖が血に染まっているのを見て撃たれたと分かったチャーリーは、更に動揺。
彼は、もうこれ以上捜査の「力になれない。」と言い出します。
「観察する行為は相手にも影響を与える。(ハイゼンベルグ)」と言い訳するけれど、理由は他にあるよう。
大学教授としての仕事まで放り出して、自宅のガレージで解決不可能な数学の問題に取り組み始めます。
心配して話をしにやって来たラリーやドンに不躾な言葉をぶつけ1人の世界に入ろうとするチャーリー。
そうしていたら、また予測してドンが撃たれることもないからと...
ドンとチャーリーのパパ、アランもショック。
ドンが撃たれるし、チャーリーが閉じこもってしまうし...
そうしているうちに、また同一犯による銀行強盗が起き、行員が1人射殺されてしまいます。
犯人逮捕の手がかりがなかなか掴めない今、チャーリーの頭脳が頼りのFBI。
チャーリーがガレージに閉じこもりドンの言う"くだらない"問題に没頭するのは、これが初めてではありませんでした。
チャーリーとドンの母親が亡くなる前にも同じことが...
ドンは、そのことでチャーリーにわだかまりを感じ続けているみたい。
アランによると、同じ年に高校を卒業したというドンとチャーリー。
兄弟の年齢差ってどれぐらいなんだろう?
ロブ・モロー(1962年生)とデイヴィッド・クロムホルツ(1978年生)は、実際には16歳も年が離れているとは...
とてもそうは見えません。
2人はずっとお互いに対抗意識を燃やして来たみたい。
これまでの話でも、それは感じられました。
ただ、チャーリーの方は勝ちたいという思いと同時に認められたいという気持ちもあるようだけど、ドンの方はとにかく勝てるものが欲しいという感じなのかな?
次男が特別だとアランたち両親が気づいたのは、チャーリーが3歳の時。
暗算で4桁のかけ算ができた彼は、4歳で特別クラスへ。
両親は彼の教育にかかりきりとなり、ドンは嫌でも自立しなければならなかった...
自分の子供が本物の天才だと知ったアランとママが、まだ若かっただろうし、舞い上がってチャーリーに全てをかけてしまったのが想像できます。
自立ということを考えると、そのことでアランは兄弟のどちらに対しても後ろめたさを感じているのかな?
ドンは、何でも自分でしてきたからか、人に助けを求めるのが苦手なよう。
とりわけ、チャーリーには...
「俺だってお前の力は借りたくない。でも、必要なんだ!現実逃避しないで出てきたらどうなんだ!」
世の中の不幸を1人で背負い込んだみたいなチャーリーにそう怒鳴り立ち去るドン。
でも、これが功を奏したみたい?
チャーリーは、永遠に解けない、もしくは、解き続けることができる問題から抜け出します。
アランがチャーリーに言った「どんなことにも終わりは訪れる。」は、どんなに辛いことにも終わりはあるということかな。
母親がこの世を去ろうとしている時に、その辛さに耐えられなくて現実逃避して彼女を避けてしまったチャーリー。
「母さんは、お前が計算に没頭した気持ちを理解してた。」と、アランが慰めます(涙)
優しいパパで良かったねって、もう子供じゃないんだから、しっかりしてよねっ
だけど、泣きそうなチャーリーが、可愛くって仕方ありませんでした(笑)
立ち直ったチャーリーは例の銀行強盗の"パターン"に見落としがあったことに気づき、いざ、FBIへ。
カッコいいじゃないっ
でも、「遅くなって、ごめん。」って、さりげなく、自分はただ凹んでたんじゃないというチャーリーの妙な負けず嫌いが出ているような(笑)
銀行強盗の方は、これまでの犯行は金融データを引き出す為のもの。
彼らの本当のターゲットは、連邦準備銀行が破棄する為に国庫に移送する1億ドル相当の紙幣。
今度のドンたちFBIの作戦は、テリー危うし!な場面もあったけれど、成功。
それには、チャーリーの数式だけじゃなく、彼のヘイゼンベルグの言葉のアドバイスも効いてたらしい。
実家に立ち寄ったドンの姿を見て(いっそのこと一緒に住めば?)、何だかやけにソワソワしてるチャーリー。(可愛いっ)
自分の目で無事な姿を見れるまで気が気がじゃなかったのでしょう。
そして、今の2人を母さんが見たら、きっと喜ぶと、アラン。
本当は、彼が1番誇らしい気持ちでいるのでしょうね。
チャーリーは、もう解けない問題に逃げることはなさそう。
「問題は山ほどある。解ける問題がね。」
料理をしていたのは、前向きな証拠?(笑)
チャーリー、頑張れっ
ラストにホッとさせてくれるドラマって、いいですよね。
ずっとこのままであって欲しいな。