一週、空いてしまった...
BS-i エバーウッド~遥かなるコロラド
先週はいきなりエイミーがどれだけ父親が自分を分かってないか捲くし立てる声と吊りあがった眉にうんざりするオープニングだったけれど、エドナのおかげで素直な心を取り戻したかな?というところで終わってくれた。
怒っていながら、ハロルドに洗濯ものをたたませたり、引き出しを開けさせても平気な程、元々は仲が良かったはずだから、2人が仲直りした会話が早く見たいな。
そして、今回は、望まぬ妊娠、それも、まだ18歳の少女ケイトの妊娠がメインに描かれていました。
ケイトを妊娠させたのは、あのピアノ教師のマット。やはり、最低な奴だった。
エフラムがこの事実を知ったら、また一段とショックを受けるでしょう。
あんな小さな町で中絶手術をしていることが知れたら、超保守派の糾弾のターゲットにされることは間違いない。
多分、ほとんどの産婦人科で中絶手術が行われている日本とは置かれた状況が全く違う。
「わたしは大人だと思ってた。でも、これは早すぎる。」
このケイトの台詞は、早過ぎる望まない妊娠をしてしまった女の子たち共通の思いなのじゃないかしら。
アンディは、生んで養子に出したり、自分で育てるという選択肢もあることをケイトに話す。
しかし、ケイトは中絶しかないと言い切る。
「君が選ぶ道が正しい道だよ。」
それがお気に召さないのは、ケイトの父親。
娘が怖がっているというけれど、彼女は父親を怖がっているのでは?
LOSTのロックの父親役の人だけに、どうも信用できない...(苦笑)
処置を決めたケイトをエドナが気遣う。
ここで本来力になってくれるはずの母親に頼れないケイトは辛いだろうな。
信仰心の篤さから許すことはできないだろうって...わたしには想像もつかない。
エドナがいてくれて、良かった。
アンディは、ハロルドに相談。
ここで、既に迷いが見えてる。
ハロルドは、デンバーの専門医に任せろと言う。
小さな町で秘密を隠すのは難しいとも。そして、危険だと。
ハロルドと父親も中絶を行うことはなかったと、
いつになく厳しい。
そして、エドナが、アンディが処置から目を背けたがっていることを指摘する。
アンディは、女性の中絶するかどうかを決める権利は認めている。それでも...
「命の始まりはいつか、誰にもわからない。でも、終わりは分かる。
ジュリアを失って、今のわたしには命を終わらせることはできない。ケイトを助けられない。」
すると、エドナは、ハロルドに話をするようにアンディに言う。
アンディには宗教上の信念もなく道徳的な主義主張もない、あるのは、ただ、自分にはできないということ。
妊娠中絶について、
「正しい答えなど、ない。ジレンマだな。」と、ハロルド。
これまで、ハロルドはアンディにデンバー行きを勧めていた。
ところが、改めてハロルドが話し始めたのは、アンディが予想もつかにことだった。
かつて、望まぬ妊娠をした女性たちは、闇のルートや自分で堕そうとして、傷つき感染症を起こし精神的にもダメージを受けていた。
ハロルドの父親はそんな女性たちを救っていた。
それは、町の秘密。
2人で一緒に仕事を始める時、ハロルドが父親から言われたのは、
「自分たちがいる限り、女性があんな酷い目に遭うことが決してないようにしてあげよう。」ということ。
ハロルドは、これまで必要に迫られないとして来なかった。
世間に知られたら、
妻や子供たちがどうなるか...
アンディにデンバー行きを勧めたのは、
彼の子供たちを守るため。
「親は君しかいないんだ。」
ジ~ンと来てしまった...
アンディがハロルドに賛辞を送ろうとすると...
ハロルドは、自分は立派な思想の持ち主じゃない、自分は、ただ、父親との誓いを守ろうとしているだけだと言う。
そして、明日、診療時間後にケイトを寄こすように伝えて去った。
そして、ケイトにも、もう迷いはなかった。
最初はそれしかないと脅迫されているようだったけれど、他の選択肢もあることをアンディから聞かされ、そこで初めて中絶が最善の選択だと分かったと言う。
秘密を共有してしまったアンディとハロルド。
エバーウッドでたった2人のドクターの絆はこれで否応無く深まったでしょう。
ブライトがエフラムをダンス・パーティに誘う!?
残念ながら(笑)、ブライトのお相手の女の子のいとこのパートナーになって欲しいというお願い。
ブライトって、妹のエイミーとコリンしか友達いなかったんだ...
実は、ブライトはそのいとこのことを知らない。
ガールフレンドのいとこだから可愛いに違いないと、ブライト。
すると、エフラムはブライトに...
「エイミーの兄貴だけど、可愛くない。」
エフラムったら、分かってない(笑)
「つめはじき」なんて...涙が出そうな程、お馬鹿で可愛いのにっ(苦笑)
そして、エフラムは、ブライトとお買い物。
その様子、見たかったですけど。
アボット家を訪ねると、エイミーが出る。
何とか友達に戻りたいとエフラムに言うエイミー。
無理だと思うと、きっぱりと返すエフラムがカッコいい。
パーティでは、エフラムはパートナーとなるはずの女の子に本命の彼のカムフラージュにされただけ。
エイミーはエフラムを気遣うが、コリンは彼をからかう。
久々のコリンはかなり傲慢。
エフラムを1人にしておけないエイミーに、行くなとコリン。
行ったら、戻って来るなと...
完全に俺様になってしまったコリンには、さすがのエイミーもついて行けないよね。
「1人で帰って。」が、効いてた。
そんなエイミーを待ってたよ。
笑い者にされ、負け犬気分のエフラムにエイミーは声をかける。
負け犬でもクールでいい男。
それでも、エイミーをダンスに誘って、結構、ちゃっかりしてます(笑)
久々に、エフラムとエイミーにほのぼの。
やっと、コリン以外の人のことを親身に考えてあげられるエイミーが戻って来てくれました。
エイミーは、大切な家族や友達をないがしろにしてまでコリンを優先させて来たことをコリンにも話す。
それを、ハロルドにも話して欲しい。
デリアは、ニーナの家の屋根裏部屋の整理を手伝ううちに雑誌ペントハウスを見つけてしまう。
慌てたニーナは、キレイな体の女性たちの写真は芸術で、男性たちはそれを見て感動するのだと話してしまう。
子供でも同じだと...
すると、デリアは、その雑誌を友達の男の子の誕生日プレゼントにしてしまい、ニーナはアンディから苦情を受けることに。
ヌードは悪じゃないと教えたというニーナに対し、まだ早いとアンディ。
それとなく話をそらせばいいと...
ニーナは、アンディがその調子でデリアの厄介な質問には答えないでいると指摘する。
その後、何故、友達に雑誌を贈ってはいけなかったのかデリアに話すアンディが見ていて何とも苦しかった(苦笑)
「みんな興味があるのに、どうして恥ずかしいの?」
デリアらしい何とも率直な質問に対して、言葉もなし...(苦笑)
ケイトの事を通してデリアについても考えされられたアンディは、ニーナに謝罪。
「子供の成長は早い。いつもの事だと言われれば、そうだけど、時々混乱して、どうしたらいいのか、分からなくなるよ。」
ニーナ「親は、みんなそうよ。」
大いに同感。
それでも、少女が大人の女性へと変わって行くのに、父親1人ではなかなか対処できないでしょうね。
「親がいようがいまいが、子供はどんどん大人になって行く。親は、ただ側にいてあげるだけ。
わたしも一緒に手伝うから。」
最後のところ、何だか意味深?
とにかく、エフラムとは新しい絆を築いたアンディには、これから大人の女性へと成長して行くデリアと向かい合うという新しいステージが待っている。
デリア「
パパは頑張ってるよ。三つ編以外は。」
デリアには、まだアンディの言っていることがピンと来ていないみたい。
それでも、今のアンディには、励みになるでしょう。
そして、コリンに
遂に異変が...
突然、倒れ、発作を起こす。
本当に、遂に来てしまったという感じ。
見ていて、怖かった。
あと2話しかないのに、どうなるんだろう。
一方、ケイトの処置が終わった。
エドナが家まで送るという。
エドナの「大丈夫?」という問いかけに、「大丈夫じゃない。」とケイト。
こんな時に家族が誰も側にいてあげないなんて...あまりにケイトが可哀想だった。
そして、ハロルドを見やるエドナの表情が何とも言えない。
ハロルドは、教会の懺悔室へ...
「私は罪を犯しました。」
また、一段と深いハロルドの内面に触れた気がして...今度はずっしりと重すぎて...何と言っていいのか分かりません。